August 20, 2006

地蔵盆

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地蔵盆が来ると、京都の夏も終わり近くなります
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地蔵盆は、8月23日24日前後の土日、鐘の音とともに始まります。
お触れ廻りは、子供の役目。
晴れがましくも有り、恥ずかしそうながら誇らしげに廻ります・・・

町内の今年の役のおじさんおばさんが、噴出す汗をものともせず準備して
10時と3時のおやつ、金魚すくい、輪投げ、射的、紙芝居etc・・・
小さい人たちにこの上なく楽しい日になるよう気張ります。
子供達だけでなく、お年寄りと共に一番大事なお地蔵さんをおもてなしする二日間。
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「福引き」は昔からの恒例、大きなハイライト。
商品は家庭用品こまごまとしてたいした金額の物でないのですが
当たると嬉しい!洗剤やトイレットペーパー。
もっと昔、福引はを「フゴ降ろし」と言って、引いた券を入れて二階へ上げた籠に
商品を入れてするするっとおろすと言う大掛かりな仕掛けで盛り上がりました。
お地蔵さんをお祀りする行事ゆえ数珠廻しは大事。
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槌屋町の大きな数珠は明治中ごろ誂えられたと箱書きに。
白い房が廻ってくると押し頂いて『あんっ』
『♪なんまんだぶつ♪』を鐘の音を伴奏に、繰り返しくり返しいっときのお勤め。
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大文字 五山・送り火

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お盆の締めくくりは、ご先祖さんをあちらの世へお送りする五山の送り火(大文字)。
今年も8月16日午後8時大文字から順番に点火されました。
送り火は、文字通り「ご先祖祀り」の行事。
御所から大文字を見ている人も地元派が大多数。
晩御飯を早めに片付け、団扇片手にあちらのおうちからこっちのおうちからぞろぞろ・・・
三々五々御所へ向かいます。
毎年のベストスポットから手を合わせ送りました。
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送り火の一つ「舟形」は上賀茂ゴルフコースの真上ですが
この麓にはこの地区の墓所もあります。
元々上賀茂では戒名を持たず、それでいて神道でもない人々が
俗名のままでお墓に入っている割合が高いです。
実家のお墓所もここに在り、お盆にはこの船山の麓に行きました。
入り口には西方寺があり船形を維持運営しておられる方々が
割り木を切ったり、護摩木の申込みを受け付けて居られます。
家内安全などを書き込み納めてきました。
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納めた護摩木が燃えていると思うとひとしおの送り火

御所からみえる大文字は大文字山で燃やされます。
ここには「弘法大師堂」が置かれ信心篤い保存会の人々が御守しておられます。
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火床(ひどこ)がこのように字の形に沿っています。
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この火床からまだ上へ少し行ったところが頂上(標高466m)。
ここから隣の如意嶽を通り、滋賀県大津の三井寺まで抜けられるのをご存知ですか。

賀茂川のユリカモメが毎日琵琶湖から来て夕方帰るのがちょうどこの道の上です。
銀閣寺から歩き始めて三井寺に着いたのが3時間後!(健脚の方なら1時間半ぐらいじゃないかしら)
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山道を出たところにこのような立て札が!!
多分人けがないので、失礼する人が多いのかも。

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August 10, 2006

ディープな京都のお盆 珍皇寺・きもの散歩

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京都のお盆は旧暦です。
お盆の行事は、7日~10日までの間に珍皇寺千本ゑんま堂
お精霊(おしょらい)さんを迎えるための鐘を撞きに行く事から始まります。
このとっても深部な京都を体験しようと皆で出かけました。
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ここ『六道珍皇寺』では、『六道まいり』が営まれます。
一帯は、六道の辻と言われ(一説には髑髏町とも)平安時代には葬送地・鳥辺山の入口に位置することから、
あの世に通じる処であると言われています。お盆に帰ってこられるご先祖さんの霊もここを通られます。
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まずはご先祖さんの戒名もしくは俗名をお塔婆に書いてもらいます。
いよいよ鐘を撞きます。二度綱を引っ張ります・・・
一説に、梵鐘の下はまことに地中深く(=地獄まで?)続いているそうです。この鐘の音が、道しるべとなります。
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水塔婆を線香にて浄め、そのあと槙の小枝でお水を手向け
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地獄極楽絵図を鑑賞し(?)槙の一枝を買いました(家のお仏壇用)
【西福寺】
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ここにもお迎え鐘がありおしょらいさんむかえをします叉地獄・極楽絵図小野小町九相図
等の迫力ある掛け軸が公開されています。
毎年お参りの後恒例のように買って帰るのが
【幽霊子育て飴】
そのむかし、毎晩店を閉めるころになると、若い母親らしい女の人がほとほととあめを買いに来ました。
あまりに毎晩の事お店の人が不思議に思ってつけて行きました。
そうすると、お寺のお墓のほうへスーッと入っていきます。恐る恐るお寺の和尚様と、お墓を調べますとお墓の中に気配が・・・堀り、開けると赤ちゃんがあめをしゃぶっていたと言う事です。
死んだ後も子供を思い、あめを買って育てたと子を思う母の心が評判になり飴やさんには、
お乳の出ないお母さんや子供の健康を祈り大勢の人が飴を買いに来たと言うことです。
幽霊も買ったという飴、これはぜひとも味わってみましょう。去年暮お引越しで
西福寺さんのお向かいになったみなと屋さんで売っています。
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このあと「大文字」の元になったかもしれないと言う説もある
六波羅蜜時(萬燈会厳修)を見物
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本堂内で灯芯による大文字を点じ、七難即滅・七福即正の祈願が空也上人以来の伝統行事としておこなわれ
火の要心の護符が授けられます。
さてさて最後は 
 【五条坂 陶器祭り】 
毎年迎鐘の帰りの楽しみになっています。とんでもなく安い掘り出し物を探しましたよ 
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ここまで出発してから2時間半
喉からからで体温急上昇止まらず倒れこむように皆で入ったのが「KANO」 (五条大橋畔)
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冷たい冷たいアイスティーアイスコーヒー!  沁み渡る水分のありがたさ、あっという間にコップが空に。
お疲れさんでした(でも面白かった!)

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August 03, 2006

夏限定の和菓子 はまづと

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ハマグリと思われました?
いえいえこれは「浜土産」はまづとと読みます
涼しげな色、貝合せのように趣き深い和生菓子。
琥珀寒の黄色と、大人の味浜納豆(醗酵した大豆・納豆)のこげ茶色がおしゃれ。
口の中に入れると、ぷるんほろりと 崩れ具合も上品
透明なお菓子は夏にぴったり(夏季だけ作られています)
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今日お使いもんにするため亀屋克則さんにに行きました。(堺町三条上る)

せっかく美味しいお饅屋さんにいったら自分用も買わずには居られません
葛焼きと水牡丹を確保
水出しの美味しいお煎茶と絶妙の取り合わせ!
今日はちょっと辛抱し切れへん事があったけど、いっぺんに気分良くなりました。
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透明と言えば「したたり」(亀廣永 高倉蛸薬師上る)
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祇園祭菊水鉾のお茶席のお菓子として有名。
通年のお菓子ですが夏に戴くとよく合うように思います

亀廣永さんに行ったときも夏きものでした
たまたま仕立てあがったポーラを着ていましたが
透けた夏きものが涼しげと、たいそう褒めていただいて、しばしきもの問答・・・

このお店のご主人さんと息子さんは、菊水鉾のお供に毎年ご奉仕されているそう。
麻の裃袴の正装はなかなか重労働。
7月17日の大雨の巡行では傘も役に立たないほどの降り。
裃・着物・袴はもちろん足袋、草履も水を吸ってとにかく重たかった。
後始末がえらいことでしたとお話されてました。

1ヶ月に渡る「祇園祭」は何千人の下から支える人たちの力があるのか
考えると気の遠ぉくなる心地。
それでこそあの文化の奥行きと魅力に繋がるのなやなぁ
叉一段と納得したお菓子屋さんでの談義のひと時でした。

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July 28, 2006

きものさんぽみち便り

  ┏━━━━━━━━○o 。━━┓
     きものさんぽみち便り   
  ┗━━━━━━━━━━━━┛
         Vol.130  2006・7・28
http://www.kimonosanpo.net

┏━もくじ━━━━━━━━━○o 。━┓
■1 真夏に着物 注目の的         
■2 8月 お盆の事           
■3 真夏の京都お薦めきものさんぽ    
┗━━━━━━━━━━━━━━━┛
━━━o━━━o━━━━o━━━o━━━o━━━o━━━o
7/1の吉符入で幕を開けた祇園祭、
24日おみこっさんの還幸祭で終幕が近づきました。

今年の山鉾巡行は大雨の中、
重文級の山鉾の懸装品も、鉾の部材も
かみしもや着物、2000人からのお祭り衣装を洗ったり、乾かしたり
後片付けが大変だったようです。

この後、31日八坂神社内「疫神社」茅の輪くぐりが
締めくくりとなります。

各地で災害をおこした長雨・豪雨も納まり
やっと梅雨も明けたようです
さぁ暑い夏本番 ・・
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● 盛夏に「夏きものデビュー」実現 ●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
タンクトップでも汗だらだら
そんな横を、薄物きもので日傘などさしてさらっと歩けば
かっこいいでしょ。

あなたの「夏きものデビュー」実現ノウハウを

十二単から小袖へ、
室町時代に今の形に定着した着物は京の都が発信地。

沖縄の人も驚く京都の夏の暑さは、今も昔も・・・
この暑い土地で涼しくする為のたくさんの工夫が
積み重ねられてきました。

【涼しくする工夫】
◎天然素材を着る
  暑い→汗をかく→洗える着物にする
  と言う事でポリエステルにされる方も多いのですが
  天然素材の涼しさを経験すればポリは着られませんね。
◎薄い織物を着る
  セミの羽のような布地をふわりと纏う:想うだけでも涼しげ!
◎細い糸で織った着物を着る
  夏大島・夏結城・夏紬など薄手デニールの布
◎糸の素材を涼しい物に
  麻のしゃきしゃきを身に纏う=上布と呼ばれる麻織物が代表的
◎織組織の粗いものを着る
  絽・紗など目の粗い織物を着て歩くと風が体を通り抜けます!

◎半衿も絽・麻などを使う

◎小物も夏仕様に(帯枕:糸瓜を芯に)
◎夏の足袋を履く
◎裾除けのまつわりはいらいらの素、ペチコート式が快適
◎長襦袢の素材も麻、絽、綿ローンなどが涼しい
◎見頃をクレープにした袖合体式半襦袢は、
 毎回洗濯機で丸洗い出来最高。

◎薄物きものはまだまだ手が届かないと思っておられるあなたには
 サマーウール(ポーラ)をどうぞ。
 強撚糸のしゃきしゃきの透けた生地です。(ウールと絹の混紡)
 浴衣よりぐんと風を通します
 価格も反物からオーダーメイドで、浴衣2枚分ぐらいです。

【後始末編】
◎絹の着物、長襦袢は、よほどの汗でなければ陰干しでしのぎます。
◎麻素材の物は、強く絞ったタオルで汗をとんとんたたき
 膝後ろのしわに霧吹き、きちんと畳んで「敷きのし」します
いずれもシーズン終了後、しっかり丸洗い(京洗い)してから
しまってください。

こんな事色々参考にされて今年の夏は夏着物でびしっと注目の的になってください。
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● 京都のお盆  ●
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http://www.kimonosanpo.net/sanpo/obon.htm
京都のお盆は旧暦でおこないます。
8月7日~10日の間に六道珍皇寺や千本ゑんま堂で迎鐘を撞き、
ご先祖さんの霊を迎えます。
(これら、お祀リごとやお膳、行事もすべて『おしょらいさん』と  呼びます)
おぶったん(お仏壇のこと)を磨き上げお守りもんを賑やかにお供えできたら、お墓にもお参りします。
我が家では14・15日は可愛らしいお膳2客に精進のご馳走
を差し上げます。
1週間ほどは毎日お饅屋さんにその日の決まりもんの和菓子が売っているのでそれを備えます。
10・11日あたり:おけそくさん(白餅)と迎へ団子(自家製の白玉団子でもOK)12日からは、おはぎ・白むし(色をつけないおこわ)など
家のお仏壇にお寺さんがお経を上げに来られ
家のもんや帰省の子供達や孫達が神妙に手を合わせ
あとは15日に送り団子を白玉で作り
16日には大文字の火を御所のベストスポットまで見に行き
手を合わせて送りだします。

「大文字」はけっして“焼き”をつけなずにただ「だいもんじ」
仏さんの送り火ですから叉来年まであの世にお帰り下さいと手を合わせます。

この頃になると、暑いながらも底の底のほうにちょびっとだけ秋に近づいているように感じます。

観光行事でない「大文字・だいもんじ」
今年はしんみりとご先祖さんからの引き継いだ時間に
思いを馳せてみてください
____________________
● 真夏の京都お薦めきものさんぽ  ●
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
http://www.kimonosanpo.net/sanpo/8gatu.htm
上記のお迎え鐘:お盆の行事をはじめいろいろご紹介しています
趣き深い京都の行事に、着物でのお出かけは如何でしょう。

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July 19, 2006

京都 着物さんぽ 「足つけ神事」 「みたらし祭」

今年の土用丑の日は7月23日
下鴨神社では、夏の盛りに健康その他もろもろを祈願する足つけ神事「みたらし祭りが催されます
7月20日(木)~23日(日) 5時半から10時半まで
http://www.kimonosanpo.net/sanpo/asituke.htm
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京都では、何か事あるごとに特定された食べ物(特におまんじゅう系が多い)を食べます。
土用丑の日は「あんころ餅」 土用餅ともいいます。
これを戴き、その上に足つけ神事に行けば 怖い物なし!

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祇園祭 24日還幸祭・花笠巡行

京都にはほんまによぅけ遊ぶ事が多いですね。
遊びと言っても、タイトルは「お参り」と言う信心系にしてありますので
女性も何かと出かけ易いシステムが素晴らしい生活の知恵です。

さて
7月は祇園祭が京都の町を一ヶ月間席巻しています!

巡行が済んでもまだまだお祭りは続いていて
現在は寺町四条のお旅所に3基のお神輿っさんが鎮座して
皆さんのお参り(無言参りの人も含む)を受けています・・・

24日:昔の「後の祭り」の日はこのおみこっさんが八坂神社の還る日です。
還行祭と呼び、この先触れ行事として巡行が行われていました。
昭和41年以降は巡行は17日に合同され、花笠行列が代わりの先触れ行事です。
----午前10時八坂神社出発----
(古の昔、私 第一回目の花笠行列に参加、
  花笠をかぶって斜染め分けのきものを着て四条通をあるきました!)

夕方からは還幸祭本番、お神輿が再度京の町を練り歩きます
今年はこの勢いあふれる勇壮な様子を見にお出かけ下さい
-----pm6:30頃石段下で差し上げや差し回しが見られます---
もちろん駒形稚児さんが白馬に乗って先導します。

今年の祇園祭は雨が多く
24日のお天気を今から晴れーはれーと念じてましょう

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July 17, 2006

知る人の少ない 祇園祭・神輿巡幸

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大雨の中今朝祇園祭り巡行が行われています
ちょうど各山鉾町に戻り、解体片付けに入っている頃です

これでお祭りは終焉と思っている人が多いのですが
実はこの巡行は神幸祭の先触れ。本来の祇園祭の核である神事・神輿巡幸のへの奉納行事といえます。

夕方4時半頃から八坂神社では綾戸国中神社のスサノオノミコトと八坂神社のスサノオノミコト
を合体させる神事が行われます。
この後、三座の神輿が出て石段下に集結、熱気あふれる「差し上げ」をした後
氏子地域を10時ごろまでかかって巡幸します。
氏子はこの神輿の神を拝み疫病退散・などを祈る純粋な神事です

このお神輿さんには祭神スサノオノミコトが祀られますが、只のスサノオではありません。
八坂さんのスサノオは和御霊(にぎみたま)。
駒形稚児と呼ばれる綾戸国中神社の稚児が、駒形の御神体を胸に奉持し
乗馬で祇園さんまでお連れするスサノオは、荒御霊(あらみたま)です。
この両神が17日合体すると最高の霊力を持つ神となり、
この最強のを神を神輿に移し、神幸祭・還幸祭が行われるのです。

神幸祭の先触れが17日今日の巡行。
還幸祭の先触れが24日の花笠行列(昭和41年・1966から前と後が合同になった代わりの行事)
雅やかな巡行に比べ、大変な勢いのおみこっさんを見られたら驚かれると思います。

駒形稚児さんは、この蒸暑い中城陽市あたりから来られます
昔は実際に乗馬で移動、(現在は車で)
石段下の原了郭が稚児宿として江戸時代からお世話を続けていて
まずここへ入り、衣装等を調えて神社祭殿に上ります。
稚児は祭神の化身!馬を本殿まで乗り付けます
(長刀鉾のお稚児さんも人間としての最高位なので大名格の扱いながら馬を乗り付けるのは
神様格の駒形稚児のみです。)
神事の後、最強の神の化身の稚児が胸元に馬の首(駒形)を下げおみこしの先導役をします。

夜の町に『お神輿っさんが来はるえ』と呼び交わし
頭を下げ拍手を打って神さんを拝むのが小さい頃からの慣わし。
巡行とお神輿巡幸両方祇園祭には欠かせません

『ちゃんと拝むのえ』と言ってた祖母が夏、汗でお化粧崩れ激しい人の顔を見ると
すぐ言いました。
『おぉお、駒形稚児さんみたいになって』
この暑い中長時間の御先導役ほんまにお疲れさんです。

何はともあれ今夕石段下や中京の町中をおみこっさんのおかっけで
京都の意外な一面を発見されたら如何でしょう

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July 15, 2006

祇園祭 宵山

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役行者山(前ご紹介した行者餅が奉納される山です)
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祇園祭宵山のもう一つの見所は屏風祭り。
都の町衆の美意識と経済力は個人がとんでもない美術品を持ち驚きです。
お祭りの時、それらを玄関から、窓から見物できるよう表を開け放しています。
ここは新町通り。三条から下がって北観音山の町内の吉田家の前。
お店の間から、ずーっと奥深い町屋の構造が見え、設えと飾られた小袖や屏風の見事さに感嘆。
藤井絞りのおうちも奥のお座敷まで見え、室内の飾りつけだけでなく、
晩のお祭りのお客様の準備の様子までみえて、町屋のお祭りの風情も実感でき興味深いものです

鯉山は左甚五郎作滝登りの大きな鯉に注目。
16世紀のベルー製タペストリーが伊達藩から派遣された、遣欧使節により持ち帰られ
巡り巡ってこの町内に。重要文化財です
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鯉の滝登りは出世海運って!さぁどの御守にしょうかな
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船鉾は神宮皇后の海戦神話がテーマの鉾
ユニークな船の形と、動きのダイナミックさで人気の高い鉾。早速登ってみました。
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航海してる気分です。
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区内の子供達が祇園祭のフィールド調査で、一生懸命船鉾のおじさんにお話を聞いていました。
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あらっ今日は無料なのね。着物で出かけてきて得しました!
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月鉾は美しい鉾です。
四条通月鉾は鉾頭に三日月を載せシルエットの美しさ、意匠の凝りかたも高度な鉾。
美術的にも大変重要な物です
天井には源氏物語の各場面が扇絵の形で描かれ彫金なども精緻を極めます
西洞院四条に一番人気「蟷螂山」
ここは毎年ゆっくり目の準備作業
今日もカマキリさんはまだ登場していません
「カマキリが居やらへんなぁ」と言ってると町内の人が「あそこで組み建ててるよ」と
からくり師玉屋庄兵衛さんが作業中でした。
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この前高島屋でからくり人形展で講演されてたご本人でした。
屋根にはまだ乗っていませんでしたが、めづらしい場面に遭遇した物です。
巡行当日は羽や足が動き大人気の山です。
IMG_20060714_ebi2.JPGエビでもご紹介したように山鉾は縄がらみという巻き方のみで構造を固定しています
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巡行当日はこの上に乗って街を行きます
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各山鉾町それぞれにいろんな御守が出されています。
蘇民将来の子孫と言うお札の付いた「ちまき」の疫病除けは祇園祭全体の統一テーマです。
他にも出世海運や雷よけなど色々出されています。
恋愛成就と言う見逃せない御守も「保昌山」にあります。
家族縁者に妊娠中の人が在れば占出山山の安産御守がお勧め
私もあちこちから頼まれているのでいくつか求めました。
(船鉾も神宮皇后の神話から安産祈願のお守です)
蟷螂山ではこんなお洒落な手ぬぐいも
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宵山きものさんぽの順路紹介
 役行者山(室町三条・行者餅由来の山)→鯉山(室町六角下ベルギー製タペストリ)
→北観音山 (新町六角下る)巡行後解体片付け見学に適→吉田家 町衆の力の凄さを感じるお家
→藤井家(見事な町屋の設え)→南観音山 (新町蛸薬師)暴れ観音(16日)が見もの
→蟷螂山(西洞院四条上る)何といっても一番人気→伯牙山(綾小路西洞院 町会所杉本家)
京都最大規模の町屋→ 船鉾 新町四条下る →函谷鉾(最初に女人禁制を破った鉾) 
→月鉾  月のデザインの美しさ→菊水鉾 「したたり」でお茶会→保昌山 東洞院高辻下がる
 (恋の成就のお守り) →長刀鉾 (こうもり ねずみ さる 蛇 なめくじ・・
→占出山(うらでやま)錦烏丸西入ル 安産祈願今年の順番は早めなので安産多し
→橋弁慶山 ここの人気も高い→浄妙山(雌雄狼図by鈴木松年)
約4時間コースでした
15今日も夕立が降りそうですが、ぜひお出かけ下さい。宵山は16日まで

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祇園祭 今宵限りの「行者餅」

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祇園祭宵山の7月16日 1年の内、この日だけ作り売り出される、究極の限定版和菓子

室町三条上る「役行者山」では16日宵山の日、大勢の聖護院の山伏さんたちが
ご神体の社殿に参詣、護摩焚きをして祭の無事を祈る神事が行われます。
この役行者にちなんだお菓子として毎年「行者餅」が奉納されます。

柏屋さんの祖先が、大峰山で修行をしていた時、夢に「役(えん)行者」があらわれ、
行者の衣に象(かたど)った菓子をつくり役行者山にお供えし
また折りしも大疫病に苦しんでいた人々にも配ったところ
皆疫病から逃れる事が出来たという言い伝えの残るお菓子

クレープのような皮の中には、求肥と山椒の味噌餡が入っています。
食べないとお祭りが来ないように摺りこまれた小さいときからの懐かしい祇園祭のお味。
7月には入ると忘れないように注文して戴いています。

7月16日この日限りのおいしい夏の味
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東山安井「柏屋光貞」製

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祇園祭 「ちまき」 呪符

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この「ちまき」は、祇園祭の宵山に各山鉾それぞれの御守等とともに得ます。
古来多発した真夏の京都の疫病・災厄を退散させるとされ現代人も毎年求める人が多いです。

ちまきに付いている「蘇民将来の子孫也」というのは
 八坂神社の祭神、スサノオノミコトが南海に赴く途中、日が暮れて宿を求めましたが
裕福な巨旦将来は宿を断り、貧しい蘇民将来はわらの布団とひえの食事を出して、
粗末ながらもあたたかくもてなしました。
スサノオノミコトはお礼として、以後蘇民将来の子孫を疫病から守ることを約束し、
その目印として茅の輪を腰につけさせたという説話が祇園祭のちまきの起こりといわれている。

「蘇民将来の子孫也」と札に書き、ちまきに添えて門口につっておくと
災厄が来たときによけてくれると呪いにされています。

【祇園祭の起こり】

平安時代、都の置かれた京都盆地の中央部は湿地帯でした。
都が、10万人規模の人口を抱えるようにると、都市独特の諸問題が頻出、
特に疫病(伝染病)の流行・蔓延や洪水などにたびたび襲われました。
その原因は、政治的に失脚したり、暗殺されて死んだ人達の怨霊による祟りだとする
怨霊信仰が自然発生的に起りました。
そのような疫病・災害が起こった時、その怨霊を祀り祟りを鎮める「御霊会」として行われた
臨時の祭りが祇園祭の出発点です。
[最初は御池通に残る神泉苑(=往時は今の何倍もある広大を持っていた)で行われました。]

千年ぐらい前には、平安京のすぐ郊外(都の周縁)にこの祭りを行う神社として、
北野社、今宮社、上・下の両御陵神社、祇園社などが置かれ、
毎年 郊外の神社から1年間の無病息災を祈願して平安京のまちなかを巡る神輿を出して、
災厄を祓い淨め、又神社へ戻るという定期的な「御霊会」として『祇園祭』が定着したものです。

御霊会は長い「鉾」(刃を持つ武具)に霊力を持たせ、街の空気を切払いながら巡って、
災厄を退散させる形から発し、その鉾を、きらびやかに豪華に飾りつけていったのが
今に伝わる山鉾になりました。

特に江戸時代町衆が経済力を持つと、山鉾を持つ各町内で競って趣向を凝らし、贅を尽くし
今見られるように大変な美術品、動く美術館とよばれるものとなって人々を惹きつけ止みません

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July 10, 2006

祇園祭 鉾建て

10日、今日からあちこちので鉾建てが始まりました
お使いに行って長刀鉾の鉾建てを目撃
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荒縄でアートのような組み上げ・・・縄がらみ と呼ばれています
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鉾町を中心に今日から交通規制が始まり(山・鉾で通行止め状態に近くなります)
街の混雑もいっそうひどくなりますが
京都の人々は『お祭りやし、しゃぁないなぁ』という感じで許容されています
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13日頃からは「轢き初め」で一般の人も参加して
♪えんやらやぁ♪ と町内で試運転
いよいよ雰囲気が盛り上がってきました!

“きものさんぽみち”HPに祇園祭の詳細
由来 豆知識 日程 宵山きものさんぽの様子 解体・・・

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July 07, 2006

祇園祭の海老

祇園祭には、たくさんの動・植物が密かに登場します。
山鉾の飾りは懸装品と言い、
織物(タペストリや綴織物、友禅染など)、組紐、漆塗り部材、彫金、絵画など
豪華絢爛という言葉がぴったり。
この懸装品の中に、たくさん描かれ、彫られ、染められて登場します。

「龍」等は定番図柄!あちこちにいっぱい居ります。
有名な蟷螂(カマキリ(蟷螂山)を始め、物凄い狼(浄妙山の町内) 鯉、千鳥(鯉山) 
鶏・鴉・(函谷鉾) 雁・鶴(役の行者山) コンドル・鷹(函谷鉾)孔雀(菊水鉾) おしどり(蟷螂山)
 ひらめ・かれい・かに・エンゼルフィッシュ(月鉾) 虎(函谷鉾・長刀鉾) 
ナメクジ・こうもり・ネズミ・猿・蛇(長刀鉾)・・・・  もう何でもあり。

重要文化財級の懸装品は
京都の古来からの現代まで、文化の奥深さを集約し、また町衆の美意識・経済力の凄さにも
思い至ります
これらをガラスケース越しでなく、むき出しで真近に見られるなんて、よぉ考えたら驚きですね。
今年の宵山はこれらを発見というのも一風変わった趣向で面白いですよ。

さて「伊勢海老」
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我が家の床の間、ここに居りました。解体後切り取られた縄結びです。

鉾は組み立て式。毎年組み上げ巡行後すぐ解体して一年間収納されます。
組立は、釘を一切使わず、見事な縄組で固定。
縄結びの柔構造が、高さ25m重さ約1~1.6トンの鉾が倒れないのです。
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作事方(鉾の組立・解体を担当するグループ)が記念に持帰るのを
お願いして戴いた貴重なものです。

この縄の見事な形を見られのは、鉾建ての日(7月10日あたり)
か、巡行直後の解体時だけです!

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我が家の額アジサイ

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お庭の額あじさい、今年初めて枝毎に花をつけて綺麗に咲きそろいました。
毎年秋口に伸びすぎかと思い短く切っていました!これが大間違い!
花の直後に伐った後は花芽が付くので大事にしなあかんのです。
昨秋長いままで辛抱した成果(?)の見事な花でした
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June 21, 2006

くず焼き

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お客様にと、二条駿河屋さんに“くず焼き”を作ってもらいました。
『おいしいわぁ』と喜んでいただいた後は、私もお相伴。
1年ぶりの夏ならではのお菓子に、ほっぺたがゆるみます。

お客様のお土産には、同じく駿河屋さんの「竹の水羊羹」
これもきりりと冷やして熱い新茶と戴くと幸せいっぱいですね。

今年のお新茶は天候不順で収穫量が例年になく少なかったようですが
戴いた新茶も、いつも取り寄せるている水車村の完全無農薬のお新茶も
爽やか色・馥郁とした香りはもちろん、新茶らしくない(?)しっかりと深いお味が出て
大変な満足感を覚えます

皆様にも庭の紅葉の新芽を添えて、画像なりともおすそ分けを・・・
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June 16, 2006

賀茂のおばさんのトマト

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6月に入り、今年も畑で完熟したあまーいトマトを
賀茂のおばさんが持って来てくれました!
『うちの畑は土がえぇから!』とっても甘いのです。
いっぺんこのトマト、よく冷やしてかぷっとを食べると、ちょっとやそっとのは食べられません!

毎週2回ほど、時節の野菜満載の賀茂のおばさんの軽4輪が家の前にやってきます。
賀茂のおばさんのトマトは地のトマトで完熟してから収穫
その日のうち若しくは次の日には軽4輪でうちに着きます。
甘くて新鮮で考えても口がしゅるじゅるとなります.
他のお野菜も地のもの週2の定期便「振り売り」といわれている京都上賀茂農家の昔商法

おばさんよりちょっとだけ年下なので(?)
いつも『おねぇさーん』と呼んでもらって家の前に籠を持って出ます・・・
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これもおばさんの畑の「へぼ」って呼んだはったきゅうり
へぼ具合がリズミカル。(よぉ曲がってるでしょ)
ぱりぱりです
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サラダ豆=茹でただけ、味付けしないままでも最高
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賀茂のおばさんの衣装は、大原女や、白川女と似ているようですが微妙に違います。
京の女性の働き着は土地々々独特のスタイルを持っています
手ぬぐいまで賀茂の模様です。
三幅の前掛け(大原女や白川女などが着けている)でなく、
「たちあげ」という腰から下へ大幅にずらしてはく袴が独特。
相撲の呼び出しさんのたっつけ袴に似ています。
かがんでする畑仕事の体の動きに即してるのと思います
さぁ明日はおばさんの来はる日!
何を持ってきて来りゃはるかなぁ・・・

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June 13, 2006

水無月 夏越の祓 茅の輪くぐり

6月は水無月。水が無いのではなく、水「の」月という意味。
田植えに備え、田に水を引く事からきているよう・・・
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6月30日:1年の半分が経ち罪穢れも溜まって居ます。これを祓い清めるのが「夏越の祓」
京都では、茅の輪をくぐり、人形(ひとがた)に自分の罪穢れを移して神社で流したり清める神事が行われます。
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茅の輪は多くの神社に設置され、自由にくぐってお参り出来ます。
(上賀茂神社・車折神社・野々宮神社・貴船神社・建勲神社・吉田神社・城南宮・白峰神社・・・)
各神社ごとに茅の輪のデザイン大きさが異なり、はしごして較べるのも面白いです。
この時水無月食べます。
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これが「水無月」
三角の白い外郎の台に、上に甘く炊いた小豆をちらした和菓子。
6月に入ると、京都市内の和菓子やさんで定番でお店に並びます。
平安時代、宮中では夏になると氷室で保存していた氷を夏の流行り病よけとして食しました。
夏の氷は貴族のみが口に出来る貴重な品。 庶民は口にすることもできません。
そこで誕生したのが氷の結晶に似せた三角形のお菓子、「みなづき」。
上に載る小豆の赤には、邪気を祓う魔よけの意味もありいっそう有難味を増します。
1200年の昔は、夏の衛生状態も悪く気温の上昇と共に伝染病が猛威を奮い
人々を震え上がらしました。
何とかこの病や災いを逃れようと氷(氷の代わりの水無月)を食べたのです。
7月に行われる祇園祭も、この夏の災い・流行病を逃れようとする庶民の願いのこもったお祭りです。

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June 11, 2006

京町屋・夏支度

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毎年6月1日を目途にしてお座敷を衣替え。
夏支度いたします。
今年は風邪をこじらせ10日ほど遅れましたが、やっと済ませたところをご紹介します。
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「ひとりできものを着られる会」のお稽古場にもなっているお座敷。
初めて訪れた若い人が御簾を見て
『こちらは神社か何かですか?」と問われたことが有りました。
思わず頬をゆるめました・・・

梅雨に入り、京都独特の湿度の高い暑い日も多くなっています。
窓を開け放ち、庭に水を打ちますとさーっと5度ばかり室温が下がります
扇風機の助けを加えると、まだまだエアコンは必要ありません。
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着付けのお稽古の人も、籐筵のひんやり感で快適
祇園祭も来月。
浴衣のお稽古を希望される人も多くなって
“きものさんぽみち”も一気に夏気分の毎日。

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August 23, 2005

あだし野・念仏寺 千灯供養

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8月23日は京都では地蔵盆の日。 この日は嵯峨野に有る化野(あだしの)念仏寺で千灯供養が行われました。
古来から峨野に埋葬された人のお墓が、何百年を経て無縁仏と化し、このあたりの山野に散乱埋没していた石仏を、
明治中期にここに集めて祀っています。

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石段の参道から念仏寺へ
このお寺は、風葬が普通であった平安時代、弘法大師空海が野ざらしの遺骸を埋葬供養のため開創したとも言われています。

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八千体といわれる石仏の慰霊場所は「賽の河原」と呼ばれます。
夕闇が濃くなる6時ごろから、石仏の一体々々に和蝋燭が供えられます。
柔らかい火の色が揺れ、周りの闇に暖かく浮かび上がる幽玄な光景
賽の河原に十三重の塔が慰霊供養塔として建てられています。
十三重の塔は別の風葬の地「鳥辺野」にもあり、今「国立京都博物館」の庭に移され、見ることが出来ます。

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化(あだし)とは
儚はかない、むなしいという意味。
現代より格段に生命はもろかった昔なればこそ、往生極楽を仏に願ったのです。

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July 18, 2005

祇園祭 行者餅

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巡行観覧後、 昨夜・宵山の16日  1年のうちこの日のみ作られるという行者餅を
お抹茶と一緒に楽しみました。      

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和製クレープ状の皮・白味噌餡に土生姜の味がユニーク夏の味
これを頂かないと祇園祭は完璧なものになりません

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投稿者 blogkyoto : 09:55 AM | コメント | トラックバック

祇園祭 山鉾解体

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釘1本使わず 縄のみで この巨体が組み上げられています。
柔構造 ゆえの粘り強さで辻回しでも揺れながらも 倒れないのです。

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July 17, 2005

祇園祭巡行 辻回し

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ぎっしぎっし 『よーいやさー』
と音頭を掛け 左へさーっと扇を指し伸ばすと
一気に45度方向回転

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もう一度『よーいやさー』  で90度
『今日の長刀鉾は、2回で成功ね!上手やったわー』

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June 30, 2005

蚕ノ社 木島神社

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蚕ノ社は「木島(このしま)神社」が正式名。
平安京造営に重要な力のあった渡来人・秦氏ゆかりの神社

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不思議な3本足の鳥居。
一説に 「秦氏ゆかりの聖地を遥拝する場」といわれます。ひっそり元糺池の中に存在感充分に立ちます!
土用の日には、手足をつけて厄除けを願います(下鴨神社の足つけ神事と同じ由来)

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June 28, 2005

野宮神社

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伊勢へ赴く斎王が潔斎にこもった野々宮神社は、葵祭りで有名な斎王代に関連深い神社です。伊勢神宮には必ず、未婚の皇女、或いは女王(親王女)が一代に一人、天皇の御杖代(みつえしろ)として仕えました。この女性を斎王と言います。斎王に選ばれると、皇女は野々宮神社に入り前後三年間の潔斎を経て、伊勢の斎王宮に向います。そして、天皇が退位するか、両親が死ぬまで、ここで斎王として暮らすのです。    野宮は斎王代ごとに場所が変わりました。

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現在の野々宮神社は、源氏物語「賢木の巻き」や和歌にも名高い嵯峨天皇の皇女仁子内親王が最初に使ったもので、その後神社として今に伝わります。黒木の鳥居と小柴垣が目を引きますが、樹皮のついたままの鳥居で、鳥居の形式としては極めて原始的日本最古のもの。また両横の小柴垣は、「くろもじ」で作られています。源氏物語・和歌・俳句などに詠まれたままの遺風が残る竹に囲まれた神秘的雰囲気の濃い神社です

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夏越の祓え

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水無月6月の締めくくりは、「夏越の祓え」  “きものさんぽみち”の町内でも“ひとがた”人形が配られて来ました。
半紙でかたどられた形代(人型・7cm程)に、名前・数えの年齢を書きます。
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人形(ひとがた)を流す神事

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「はーっ」と、たくさん息をふきかけ、具合の悪い所を撫でたりして、少々のお金(500円)と一緒にお預けします。
地域の氏神さん(下御霊神社)に納められ、月末に「夏越の祓え」をしてもらえます。
前半期の罪穢れをこめた形代を祓い清め、残りの半年の厄災から免れるように、との行事です。
この時期あちこちの神社に、茅の輪が作られ、この輪をくぐると、茅萱の呪力によって病魔や悪いものを退けてくれます。
茅がやの爽やかな青い香!香は、目に見えない事でいっそう霊力を持つと考えられたのでしょう。(古代のアロマテラピー!)

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半年間に溜まった罪穢れを祓い流し 新たな生命力を得るよう祈ったり、無病息災、厄除けを願って行われるものです。
過ごしにくい日々、茅の輪をくぐって気分を新たにしましょうか。

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『拾遺集』に「みなつきのなごしのはらへをする人は千年の命のぶといふなり」という和歌がありますが、
その「なごしのはらへ」(夏越の祓え)の神事も各神社でいろいろですが 基本は茅萱で作られた大きな輪をくぐって祓いすることです。

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茅の輪と言って、青竹を芯にして茅草を巻きつけた直径二メートルぐらいの輪をくぐります、他にもいろいろな方法があります。

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June 25, 2005

水無月 にしん

6月になると、京都では、「水無月」というお菓子を食べる習慣があります。
「みなづき」とは、三角の白い外郎の台に、上に甘く炊いた小豆をちらした和菓子です。
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6月に入ると、京都市内の和菓子やさんでよく見かけます。 平安時代宮中では夏に氷室で保存していた氷を食したといいます。しかし当時、夏の氷は貴族のみが頂ける物、貴重品でした。庶民は口にすることはおろか、目にすることもできません。
そこで誕生したのが氷の結晶に似せた三角形のお菓子、「みなづき」です。上に載る小豆の赤はには、邪気を祓う魔よけの意味があるそうです。

賀茂なすとにしんの合わせ煮物 魚ぞうめん
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さて京都の都は海が遠い都市でした。盆地でもあり、夏の蒸し暑さは殊の外きついことです。負けないように滋養をつけるご馳走として北前船で運ばれてきた北海道の「にしん・昆布・海草」が貴重な食材でした。都の食文化は、この北の野性味を洗練された夏のご馳走に変身させてしまいました。身欠きにしんとナスの煮物にしんのつけ焼き等が好い例です

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晩水で戻し 流水で 丁寧に汚れをなで取り 美味しい鰹だしで生姜・お酒を利かし、薄味で煮ます。

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京都は水の美味しい街、老舗や有名店でないおとふやさんが何軒も点在・・・絹ごしの冷奴があれば!という人も多いわ。

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June 13, 2005

水無月 お茶会

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6月は“きものさんぽみち”のメンバーが初の「半東(はんとう)」という役をされるというので
それは是非とも又出かけました。

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今日は青梅のお菓子
あんまり真ん丸くかわいいのですが、転がさないかと心配

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帰りの寄り道は今出川通天神さんの向かいがわ「粟もち」へ

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