September 26, 2006
櫛祭り
毎年「く・し」=9月第4月曜日は古来女性の髪を飾ってきた櫛を供養するお祭りがおこなわれます。
東山・安井金毘羅宮では各時代風俗の髪型に結い、
その時代を忠実に再現した衣装で装った女性が参列して
古櫛や折れ櫛の供養神事がおこなわれた後、風俗行列が祇園界隈を廻ります。
櫛供養塚
百鬼夜行絵図に見られるように
古びた道具を捨てる時、丁寧に供養して塚などに納めお化けにならんように
鎮まっていただくという日本の祀りの形は奥床しい。
時代風俗研究の観方コレクションで有名な吉川観方と、南ちゑさん(故人)を中心に
昔のきものの正しい着付け、結髪の研究グループの櫛供養が発端。
神代から大正時代まで忠実に再現された衣装が目の前に見られます。
教科書で読み過ごす歴史上の登場人物と言うのではなく
血が通い、笑い泣いた人々として親近感を持ってしまいました。
それにしても、つやつやの黒髪が技巧を凝らして結い上げらて、
「ほんまに美しいー」とため息が出ます。
供養される櫛々・・・
様々な髪型はその時代のその女性の社会的な位置付けまで表しています。
娘さんの髪が、高島田のお嫁さんになり
新妻さんの髪になり、熟練のおかみさまになり・・・
また舞妓さんの割れしのぶが衿替した芸妓さんの髪形になってというのが
実際に見られる良い機会。
“きものさんぽみち”のメンバーともども見物に出かけました
揚げ巻き 耳かくし いずれも大正時代 今見てもモダン!
桂女:白い布で頭を包んでいます。 桂川であゆを獲り頭に載せて今日の町を商って歩いた
奈良時代 衣装は文様を加飾する原点、絞り染めが見られます
額と目元口元に朱の菱形のお化粧がかわいらしい
右の写真:レニングラードカウボーイご存知ですか?
位置は違いますが、このとんがり具合ええ勝負してます!
これまた、カブトガニ! スターウォーズのアミダラ女王や他の人のヘヤースタイルの
ヒントになったのではと思えるほどユニーク
日本のアクセサリーは髪を飾る物と帯飾り(帯留など)が多数派
美の極致のような櫛・かんざし・笄(こうがい)の見事さは言いようがないほど。
ここ、金毘羅さんは悪縁切りの霊験ありと有名。
境内には、縁切り祈願のおみくじを貼り付けた、このような石のトンネルが有ります。
ここをくぐると願がかなうらしい・・・
貼り付けられたものを見ると、
『私〇〇子と◆◆男の縁が切れますように』等と生々しい言葉が書き連ねてありました。
私達の衣装も、祖母のお下がり・母のお下がりです。
祖母の若い時、大正昭和初期の絽の染帯は「まっピンク」ともいえる
鮮やかなローズピンク、渋めのつむぎにこの鮮やかな色で
ぐんと若い衣装になって効果満点。
9月末とは思えないお天気と風俗衣装の艶やかさに興奮気味の半日
“祇園小石”のかき氷で口・喉も満足満足
投稿者 blogkyoto : 11:08 PM | コメント | トラックバック
April 26, 2006
端午の節句 大将さん
5月5日は五節句の一つ「端午の節句」
今年も、お座敷に大将さんを飾りました。
男の子の孫が生まれた時、里方からの初節句のお祝いとして贈られた人形飾り。
元気に育ってほしいと、親類からのお祝い人形も共に並べます・・・
初めてのお節供には実家や親戚から女児には桃の節供に雛人形や浮世人形、
男児には端午の節供に五月人形や鯉幟等が贈られます
人形たちだけは1年に一度は世間の空気も当てなくてはと、毎年飾ってきました。
お宮参りに続く通過儀礼第二弾 男の子の 初節句 のお祝い
床の間上部に、家紋の幔幕も張り巡らします。
「端午(たんご)の節句」
古来の中国では、季節の節目に身のけがれを祓う、色々な風習が行われていました。
平安時代、のこういう風習が貴族に取り入れら
「人日・上巳(桃の節句)・端午・七夕・重陽」の五節供として定着、しだいに民間にも広まったのです。
春の野に出て、よもぎ・菖蒲などの薬草を摘み
その薬草を臣下に配ったり、悪鬼を退治する為に午から弓矢を射る行事も行われていました。
5月3日の下鴨神社の流鏑馬(やぶさめ)や5日の上賀茂神社の競馬(くらべうま)に名残が見られます。
「軒菖蒲」と言って、ヨモギと一緒に軒にさしたり菖蒲湯に入るのも、魔よけにする同じ風習からです。・
菖蒲やヨモギは、どちらも香りの強い植物。
その香りが、鬼や魔物を払いのける強い力を持つと考えられていました。
柏餅も縁起物で、柏は新芽が出るまで葉を落とさないので「家が絶えない」として尊ばれていました。
鯉のぼりをたて、武者人形を飾る習慣は江戸時代になってから、
もともと、武家出陣の際に用いる幟旗(のぼりばた)を、男の子が生まれると立て、誕生を祝うようになりました。
庶民に幟旗は許されていなかったので、代わりに鯉のぼりが立てられる様になったのです。
中国故事では、黄河を上って急流を登り切った鯉は竜になるとされ
縁起の良い出世魚とされていたので、子供に鯉の滝登りのように力強く、
立派になって欲しいという願いが込められているのです。祇園祭の「鯉山」は、この故事から来ています。
【初節句のお祝い着】
父方の祖父が家業の友禅染で染めた、初節句に着せる晴れ着のおでんち「兜と刀の文様」が、良い状態で残っています。
これは夫の初節句のお祝いですから、65年前のもの。
真綿が入り、柔かく温かく乳児をくるんで我が家の三世代に渡る子供衣装となっています。
絹は強いもので、適切な手入れをしていくと、百年は保つ繊維。
友禅も色鮮やかに、元の色のままに褪せていません。
この五月人形を飾ってからのお稽古の人たち、
お部屋に入るなり驚きの声を上げ、ひとしきり見入っています。
そこで「はいポーズ」のワンシーン
投稿者 blogkyoto : 01:00 AM | コメント | トラックバック
February 15, 2006
茂山狂言の会 きもので観覧
我が家に狂言のお稽古をしているものが一人居ります
毎年2月11日は恒例の発表会
応援方々“きものさんぽみち”のメンバーと観覧してきました。
京都観世会館は能楽堂。
着物にはこの上なくぴったりの場所です

詳しいご報告もHPにアップしました。
そちらへもぜひどうぞ
投稿者 blogkyoto : 12:56 AM | コメント | トラックバック
January 24, 2006
“きものさんぽみち”着付け教室のメンバー
“きものさんぽみち”のメンバーが多彩なことは今までからご紹介しています。
http://blogkyoto.jp/2005/11/post_43.html
で紹介の『高野 綾 さん』
注目されているアーティストです。海外での個展のほうが多く、日本では4年ぶりの作品発表です
http://www.kaikaikiki.co.jp/takano/index.html
画面いっぱい展開される場面に惹きこまれ、不思議な世界に漂う不思議なアート
個展オープニングパーティにはおばあさまの濃い紫の着物・昔衣装独特のピンクの帯で登場されるのかしら・・・
投稿者 blogkyoto : 11:26 PM | コメント | トラックバック
January 11, 2006
母譲りの銘仙
“きものさんぽみち”「ひとりできものをきられる会」の参加者の衣装は
断然お母様やおばあちゃんのお若い時の着物が多い!
友禅小紋・紬にまじり、銘仙のとてもお洒落な着物に出会います。
着物は深い緑地ピンクの幾何学模様が飛ばしてあります。
上の羽織も銘仙。ピンク地に、弾けた花火のように表したデフォルメされた花柄の全体柄。
衣装はとても状態が良く、大事に大事にしてこられたことが忍ばれます。
この銘仙コートは、元はお母様の着物。
珍しいモスグリーン地に赤・黄・黒と洋服では考えられない幾何学文様!大胆でポップな衣装です
道中着の中にマフラーをして防寒対策万全の着こなしが、着慣れたお洒落さん。
これはお母様のお若い時の大のお気に入りやったそうです。
アンティークのきものを着る時、あんまり草臥れた状態のものを着ると、みすぼらしくなることが有るので要注意。
新しい着物も、そうですが、銘仙もまったく風合いの違うものをあわせギャップを楽しんだり、
きものさんぽみちのお稽古では、毎日色あわせに頭をひねったり、帯をどうもって来るかなどなど、
呉服屋さん任せでないオリジナルなおしゃれを楽しんでいますよ
着物はご存知のように絹糸で織られた反物を縫って出来ています。
銘仙は、その素材絹糸の主要産地、秩父、足利、桐生などで大正・昭和に生まれた織物です。
元々は、絹糸を製糸する時に出た屑糸を繋ぎ繋ぎした再生布、と言ういきさつも見逃せません。
価格の低い求めやすい衣服だったのです。
柄も大島紬やお召しの中の人気のあったものから採られたことも多く
斬新なもの、ポップなまのなど最先端のデザインは、着るもののお洒落心を満足させた、
現代にも通用するデザインフルなものです。
ご紹介している別冊太陽「銘仙」に、興味深い解説がより詳しく載っています・・・
投稿者 blogkyoto : 02:18 PM | コメント | トラックバック
November 25, 2005
“きものさんぽみち”着付けのお稽古メンバー


“きものさんぽみち”のお稽古はおうちに有る着物を自分で着て頼むための練習会。
今年で5年目になります。累計2000回を超えました。
たくさんのメンバーが、自分で着られるようになりました
街着のおしゃれは勿論、フォーマルな場面で『ひとりで着たの!』
と友人に尊敬の眼で見られ、快感だったり
わざわざ出向いて苦しく、しかも費用のかかる着付けから開放されたとよろこんだはります。
多彩なメンバーをちょっとご紹介
aya takanoさん
今をときめくアーティスト。
イッセイとコラボレーションしたりパリやニューヨークの個展が大好評だったり大活躍中。
その海外での個展・オープニングパーティーに着物を自分で着る目標でお稽古完了。
立派に目的達成の一場面です.
現在、大阪で展覧会が開催中です。
http://www.kaikaikiki.co.jp/exhibition_publicity/ee_list/kaikai_kiki/
2005年12月14日まで
会場 :青井画廊 (大阪)
青井画廊(最近引っ越して、HP等に載っているのは古いと思うのでご注意です!)
〒541-0047 大阪市中央区淡路町2-1-1 堺筋千鳥ビル3F tel 06-6229-2737
ぜひお立ち寄り下さい
仕事や大学で京都に住むようになり、時々に町で見かけるおしゃれな着物姿に刺激され
自分も着て町歩きを楽しみたい。
と言う人たちが割合としては一番多い。

留学先(ドイツ・イタリア・アメリカ)で着物を着たい。
結婚して海外に居住する、その生活でぜひきものを着て日本をアピールしたい。
などうれしい動機の参加者も何人も来られています。

毎日のお稽古風景もまたご紹介します
投稿者 blogkyoto : 10:02 PM | コメント | トラックバック
November 17, 2005
昔着物 昭和初期の着物
今日の着物母は譲りの紫地矢絣
大のお気に入りの一枚
ピンクの帯に七宝帯留をしています















