友禅でアロハシャツに虎を染める

戦後ほどない頃、絹統制や衣服どころではなくまして友禅の着物など論外の時代のお話です。

ハワイのチルトンさんという名前の方からアロハシャツに虎を染めて欲しいと注文がありました。

張り切って狩野派ばりの立派なトラを染めたところ「いやこんなのじゃない」ま、言わばアメコミ的な虎が望まれたそう。何とか希望に近いものを染め、しばらくの間仕事をさしてもらったと 父の晩酌の都度聞いていた笑話のような昔話。

虎の染め見本こそ残っていませんが、他の染め見本布を大事に残しています。今見てもモダンでしかも型染の技法特色が良く出ています。

一つのデザイン幾通りもの配色、友禅らしい繊細な線の面白さなどきっと日本らしい味が出てハワイで好評だったのでは

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