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友禅でアロハシャツに虎を染める

戦後ほどない頃、絹統制や衣服どころではなくまして友禅の着物など論外の時代のお話です。

ハワイのチルトンさんという名前の方からアロハシャツに虎を染めて欲しいと注文がありました。

張り切って狩野派ばりの立派なトラを染めたところ「いやこんなのじゃない」ま、言わばアメコミ的な虎が望まれたそう。何とか希望に近いものを染め、しばらくの間仕事をさしてもらったと 父の晩酌の都度聞いていた笑話のような昔話。

虎の染め見本こそ残っていませんが、他の染め見本布を大事に残しています。今見てもモダンでしかも型染の技法特色が良く出ています。

一つのデザイン幾通りもの配色、友禅らしい繊細な線の面白さなどきっと日本らしい味が出てハワイで好評だったのでは

10月の一枚 格天井に四季景色

天井を見上げることもあるかと「格天井」を小紋着物をかざりました。6㎝の四角で280場面の小紋で埋めた型友禅の逸品四角に中に

「波に水車(みずくるま)紋」「入子菱に菊」「亀甲継に七宝に花菱」「雲取に牡丹」「白梅」と日本の古典模様尽し。

それぞれ構図を変え同じ模様一つも無しという凝りよう。近くで見ると変化に富み見飽きない。

金通し白生地にはんなりした配色は着る人に馴染みやすく

帯しだいの表情の変化も楽しい。

衣替え近し

着るものは10月になっても昼間はまだ夏物かなともう程の気候。

でもそこは季節先取り要素を入れたいところ。単衣の透けていない着物帯を身に着けようかと思うこの頃。透け感の少ないサマーウールのポーラ着物が良いかと思案するところです。

10月1日は衣替え。お部屋はしっかり秋冬仕様にする予定です。夏の間、葦戸にしているので障子は廊下の端に寄せ立てかけてあります。この間に長い間手の回らなかった障子を貼り替えました。ほぼ1日かかりましたが完了、いつでも葦戸を障子に替える準備が出来ほっこりしています。

ステイホームで家うちの事柄に目が向くと色々聞きますが、障子張替もその一つかな