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昭和30年ごろに書かれた中原淳一「きもの読本」今もその通り!

こんな本を見つけました。

■着物は風呂敷のような一枚の布を円筒形の身体に巻きつけて衣服の形に仕上げていきます。

そのためにちょっとコツがありますが、上手に折りたたんだり、しわを伸ばしたりしてきれいにしていくとっほんとに楽でしかもきりっと美しく着崩れずに長い時間動き回れます。

■洋服と違って一枚の着物は何時までも大事に着ていくもの、いくつになってもよそ行きとして充分に着ていけるすごい力を持っている。

ものさんぽみちの着付け練習会で毎日こんなことを言いながらお稽古しています。

同じ意味のことがもっ的確に書かれています。画もおしゃれでかわいらしくいいですね。

いわゆる着物の専門家が「着物とはこうアラネバナラナイ」と声高にいうことに惑わされず

軽やかに楽しみながらきるほうがいいですよと提案。

しかも日本人の体形に洋服よりずっと似合う衣服であり、洋服ではまったく勝負にならないが、着物なら欧米人に負けないスタイルを作れる。

フランスの人にもトレジョリと言ってもらえると読めばもう着物を着るしかないですね。

沢山の淳一独特の画があり、自分で結う着物のための髪型のレクチャーなど

とっても参考になると思います。

この文章が書かれたのが昭和30年~50年辺りで、着物を着る人がぐんぐん少なくなっていた頃・・・その時でもきものを大事に思っている人は今と同じ危惧を抱いていたのだなと驚きます。

着物のお好きな方々、今以上に自由でお洒落な心を閉じ込めずに楽しんでほしいです。

是非可愛らしくてお洒落な着物の淳一の絵を見て、読んでください!

洋装のイラストが印象に残っていますが着物に対しても造詣が深い人でした

311の地震から始まる原発事故はまだまだ日本中に影響を広げ続けています。

1993年に書かれたたつみや昌作「夜の神話」

原発事故をリアルに描いた作品。

児童書ゆえ衝撃度はより強いと思う。

都会から深田舎に引っ越した少年が、神話にどっぷり嵌り

神に出会っての冒険は原発事故とどうつながり展開するのか

改めて原発について考えたい

面白かった書籍 

城戸崎 愛 著

友人のお姉さまから戴いたご本。家事 特に お料理に再意欲がわくこと間違いなし!

刺激されてこのところ美味しくなってきた青菜をいっぱい買い、茹でてパーシャル室に入れたり、

ポタージュ作ったり・・・

ハリーボッシュは、刑事

シリーズを通して警察内で一匹狼ながら事件解決度が高く幹部にも首を切れない。

登場人物はそれぞれ複雑で深く人間味があり、物語も交錯して引き込まれる

お勧め度高いです。

最後に少し前に読んだ以下の2作。

アラビアの夜の種族

アラビアの話だと言うので手に取ったところ

こんな奇想天外ハチャメチャな話は始めてとびっくり。

それも日本人作家の作でもう一度びっくり!

13世紀エジプトの話。

最新兵器を持って侵攻してきたナポレオン軍、かたや伝統の騎馬軍団の弓矢では勝負にならない。

そこで秘策をもって勝利に導こうとしたのが、奴隷と言う名の実際は高度なテクノクラートでもある

ベイの腹心アイユーブ。(アラブ世界の奴隷と言う独特の制度は興味深い)

その秘策は『災厄の書』と言われる読めば破滅に向かうほか無い書籍を手に入れさせ、

ナポレオンを破滅に追い込まんとする奇想天外なもの。

妖術師やら蛇やら魔族やら森の種族やら、魔性転生のおどろおどろしい世界

これだけ広げ他派無しが果たしてど結末が付くのか心配になるほどのおもしろさ。

次は、この本を読んですぐこの本を思い出しました。

松本清朝が伝奇小説を書いていたのをご存知ですか。

文庫No.1 からNo.4までの長編ながら一気に読んでしまいました。

次はどうなる、そうしてどうなるとはらはらどきどきの連続

この本も、だんだんとむちゃくちゃな展開になります。

こんなん良いのかなぁと頭の片隅で思いながらもあんまり面白くてつつい引きずられます。

話は江戸時代、上司のお手つきを下げ渡されその上司を斬り妻を鉱山の深い穴に蹴り落して逐電すると言う

衝撃の出だし。次々と予想できない激的展開又その上を行く展開。

常識頭をもてあそばれてふらふらになるほど面白いお話。

重厚な推理小説作家と言う定説など吹っ飛びます。

なんと1983年昭和58年にテレビドラマ化されこの間CS放送でちらっと観ました。

ドラマになってもかなり忠実に筋が追われ、ビジュアルな着物姿、生活模様が見られて

面白いものでした。

清朝作の小説中で、個人的に文句なし1位かな・・・