フランクロイドの建てた個人邸宅とお雛さん

Date
2009-03-26 (木)
Category
| 着物 | 着物で遊ぶ | 着物散策

今年も芦屋に有り、ヨドコウ迎賓館と呼ばれる旧山邑邸と、
神戸ファッション美術館へ着物遠足してまいりました。
   
帝国ホテルの設計で有名なフランク・ロイド・ライトが設計した個人の住宅として
完全な形で残る貴重な家です
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  遠くから見ても特徴の有る幾何学的な線がモダンです。
  阪急芦屋川駅から「ライト坂」を登って5・6分
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テラスからは芦屋が一望
櫻正宗を作った山邑太左衛門がライトに設計依頼し、大正13年に建てられたました。
(重要文化財になっています)
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  建物のデザインが、モダンでありながらも目に馴染むのは、幾何模様が
  着物や帯に良昔からよく使われる、南米の模様、(たとえばマヤの模様など)に
  通じるせいでしょうか・・・
大正時代の建築なのに、電気冷蔵庫まであったという贅沢な邸宅、
食堂の厨房や水周りの設備も西洋式です。
(アサヒビール大山崎山荘にも、総タイル貼りのこんなお風呂やトイレがありましたね)
   
4月5日まで2階の和室に、山邑太左衛門さんの長女雛子さんのため
特別に注文された雛人形が公開されています。

解説の方のお話で、
このお雛さんは震災の直前山邑家からヨドコウに譲られてこちらに来たそうです
震災で山邑家は全壊したので危ないところをすり抜けているそうです。
叉ヨドコウ迎賓館では、しっかりした壁にぴったり付いた特性のケースに入っていたので
ちょっとずれたくらいで一つも毀れなかったということでした
『とても運の強いお雛さんですから、この強運のおすそ分けをしてもらってお帰り下さい』
と言うコメントが印象的。

ひな壇の有る和室の欄間もライト風のデザインで不思議としっくり馴染んでいました。

お雛さんは、手足の関節が自由に動き、衣装も全て本仕立てで貼り付けるのでなく
実際に着せると言う凝りに凝ったものです。
公家様式でたおやかなお顔やお道具も見事です。
(夏の蚊帳や袱紗や寝具、勿論長持ち箪笥も全て本物と同じ作り方)
 
お雛さんに堪能したあと、今度は神戸ファッション美術館、
西陣渡文コレクションにも足を伸ばし大正、昭和の着物を楽しんで見てきました。

大正末期から昭和初期にかけての着物は、『昭和モダン』と呼ばれるように
現代の着物よりぐんと幅の広いデザイン性を持っていると思います

幾何学的なモダンなもの、キッチュな洒落さ、本格的な具象も主題を鮮やかな洋花に求めたりと
魅力有る衣装が多く見られました。

勿論友禅の技法の高度な技を駆使した優れた染めも見事ですし
今のコストコストで締め付けられた友禅着物よりも
のびのびと染め上げられて大変楽しい衣装になっていました。

点数はそう多くない今回の展覧かいですが
日本各地には、まだまだもっと優れた友禅のきものが眠っていると思います

着物の好きなあなたも周りの先輩の箪笥に眠るきものを発掘してください
勿論それを実際の衣装にして着用闊歩する事が肝心です!

この日はあいにく曇り、最後京都に帰る頃には本降り模様。
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でもへこたれません。
いろいろ工夫して着物姿で遠足を敢行しました。
足元と雨用コートがあれば勿論完璧。
普段は敬遠しがちなポリエステルの着物や羽織
こういう時こそ大活躍ですよ。

遠足に大事なお昼ご飯、芦屋駅前竹園別館で各自日替わり定食やステーキを頂き神戸牛柔かくて美味しいねと大満足でした
ファッション美術館の日本茶カフェでも一休み、深蒸のおちゃのこっくりした味にほっこり。
疲れが消えて元気に京都に帰れました。


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